2023年8月13日日曜日

禍福は糾える縄のごとし

今日も暑いですね🥵



今日は丸一日、10時~16時まで、子供の自殺予防についてのオンライン勉強会に参加しました。
たくさんの貴重な学びがありました。

印象深かったお話がたくさんありましたが、
特に子供の自尊感情、自己肯定感が低いと良くない、とのお話の中で、


印象に残ったのが
『プロ野球選手でこれまでに一度も試合に負けたことがない人なんていない』と言ったことを例にした、禍福糾纆(かふくきゅうぼく)のお話




スポーツで負けたときや、人生で思い通りにならなかったとき、どう振るまうべきなのか子供に教えるのが親や教師の役割で、大切なのは
『失敗から何を学ぶべきなのか』ということ



よく私はクライアントさんにカウンセリングで『失敗という呼び方ではなく、うまくいかなかった貴重な経験、学びなんですよ』というお話をします



例えば引きこもり(変化を求めず何にも挑戦せずにいること)になると、何もしないので傷つかないし、失敗しないで済みます



蓮の花は泥の中の環境だからこそキレイな花を咲かせることができ、
辛い経験やうまくいかなかった経験のように、泥の中で経験することで人間は成長し得ることがあると私は思っていますので、
私の考え方は間違っていなかったな、と思いました



苦しいだけの人生はないし、HAPPYばかりの人生はあり得ないのです


例え虐待や過度の期待や比較など、不適切な環境で育ったとしても、失敗しても、背筋をのばし、胸を張って堂々と生きていくことの大切さを、子供たちに伝えていきたいなぁ、と思いました



他にも未成年の自殺予防の原則
①3つの柱(絆の回復、心理療法、薬物療法)
②チームでケアする(家庭、学校、病院、地域などの複数のパイプを持つ)
③長期のケア(長期戦になること)



有名な
TALKの原則
・TELL心配していることを伝える
・ASK 自殺について率直に尋ねる
・LISTEN絶望的な気持ちを傾聴する
・KEEP SAFE 安全を確保する
     (確実に精神科に)


など、復習を兼ねてよい学びの時間になりました
私も、今抱えているケースについて質問させていただき、
先生のご意見を聞かせていただきました
決して素晴らしい対応はできませんが、
未熟ながら、できることをやっていくしかないな、と改めて思いました




参加者の他県のSCからの質問で、『リストカットやオーバードーズが感染症のように広がるクラスがあり、教師もその状況に慣れてしまっている』という質問があり、



それに対し先生から、
『何でも100%の正解の答えや対応はないが、その現場の皆で話合って対策を決め、思い付くことをやっていくしかない』
というお話が印象的でした



事例では、
母親が小学生のときに自殺した子供の作文の紹介から、
身近な人の自死の場合の家族の心のケアなどのお話もありました



私も身近な家族の死を経験したこともありますが、その時は数ヶ月、時計の針が止まってしまい、セラピーを受けに行き、再び時計の針が動き出したのを覚えています




でも自死となると、家族の自責感はそれとは比較にならず一生続く可能性があり、
心の重荷ははかり知れません




学校ではないですが、
私はライフワークとしてヒプノセラピーを希望される方に行っており、



自死で大切な人を失った方の悲嘆療法(グリーフケア)をさせていただいたこともあります



自死の周囲への影響は大きく、その余波は家族だけに留まりません
学校関係者や友人やその家族
多くの人に影響が及びます




改めてたくさんの勉強をさせていただき、主宰者の方々や講義をしてくださった精神科医の高橋先生に感謝です



最後にサポートする側の私たちも、燃え尽き症候群(バーンアウト)しないように、という有難いお話もありました




長年病院の救急で働いていた経験が有りますので、
その辺りはよく理解できますが、


過信せずに自分のケアも気をつけていこうと、改めて思いました



さぁ、今からスーパーに買い物に行ってこよう🚙🛒
晩御飯何にしようかな😊







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