こんにちわ。セラピストの竹元恵美です。
数日前の朝、久しぶりに気持ちよく早起きできたので、
まだ太陽が顔を出す前に、家族を起こさないよう、
そっと一人で散歩にでかけました。
空気が澄みきっていて、静かな中、鳥たちのさえずりだけが響きわたっていて、
清々しさを全身で感じながら、歩いていました。
しばらく歩いていると、雲の隙間から光がこぼれ始めました。
とても美しい幻想的な光景でした。
とても感動しました。
自然界では特に珍しくもなく、いつも当たり前に繰り返されていることでしょう。
何も持たずに散歩に出たので、残念ながら 朝陽を写真に写すことはできていません。
そのとき、ふと思いました。
真っ暗な夜がなかったら、
朝になって明るい陽の光をみても、この感動は味わえないな、と。
夜の役割は大きいなと。
人生もそうなのだろうなと。
真っ暗な夜のように、苦しい時期があるから、
朝の陽の光のような、喜びや楽しみが、
素晴らしいと感動できる。
もし、人生がいつも素晴らしく順風満帆で 、
なんの痛みも苦しみもなければ、
素晴らしさにも気づけず、
ただ当たり前と感じる毎日が、死ぬまで続 き、
なんの喜びも哀しみも感動も感じることは ないのでしょう。
人の冷たさを感じたことがあるから、
人の温かさ、何気ない思いやりが、
当たり前じゃないことに気づけ、感動し、
有り難いと思える。
陰と陽、光と影、朝と夜、喜びと悲しみ、 ネガティブとポジティブ、男と女、、
相反するもの、グレーゾーンも含め、
変化やちがいは、
ジェットコースターのような抑揚を私たち の日々に与えてくれる。
夜明け前の一番暗いとき、
もう朝は二度と来ないのか、
永遠に今の苦しみが続くのか、
と思うかもしれないけれど、
穏やかな陽の光は、誰のもとにも必ずふり そそぐ。
そして夜の暗さも、静かに眠り1日の疲れをとるために必要だし、星が輝くために必要。
変化や違いを嘆くのか、
それとも感動や感謝にするのかは、
自由に選択できる。
お読みいただきありがとうございました。