セラピストの千田恵子です。
今日はアントロポゾフィー医学における治療について。
アントロポゾフィー医学においても、必要があれば、
手術を含めて現代医学的な治療手段が用いられます。
が、原則的には、出来る限りその人の持つ自然治癒力を刺激し、
活性化する方法が取られます。
アントロポゾフィー医学における治療は
診断と密接なつながりを持っていて、
アントロポゾフィー的な診断に基づいて、
現在崩れているバランスを立て直すためには、
どんな治療が必要であるかが判断されます。
その際、病気の人間に起こっていることを認識し、
それに対応して、そどのような自然界の中での物質、
要素、プロセスが必要とされるかを考えます。
つまり、アントロポゾフィー医学では、
一人ひとりの患者のための個別的な治療を考えてゆくことになります。
実際の治療手段として、次のような特徴的な治療方法を用います。
・薬物療法
アントロポゾフィー医学で用いられる薬剤は、自然の植物、鉱物、金属、またときに動物からとられたものを用いて特別の制約工程によって製造される。ホメオパシー的にポテンタイズされたものもあれば、そうでないものもある。
・芸術療法
芸術療法には音楽療法、絵画、造形、彫塑、言語造形などがある。
・オイリュトミー療法
オイリュトミーはシュタイナーの提言によって、始められた身体表現です。
・看護における外用療法
アインライブング、湿布等。
・バイオグラフィーワーク
薬物以外の各療法は原則としてその療法の資格をもった療法士が
医師との協力のもとに行います。
<次回はアインライブングについて>
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