2020年7月5日日曜日

カウンセリング事例

おはようございます🌞

【カウンセリング事例】


『ここで初めて泣けました。職場や家では泣けなかった』


とても我慢強い20代の女性。新人のときに、きつく当たられた数名の先輩たちと、最近再び異動した先で共に働くことになった。


当時のトラウマがぬぐえず、怖くて仕方がないと、泣きながら話されました。


前職場のみんなは、心配してくれていて、優しく声をかけてくれる、でも素直に『辛い』と本音が言えない。
できるなら前の職場に戻りたい。
でも、もう自分の居場所はそこにはない。


周りを気遣う優しさと、過去のいじめ体験による自己肯定感の低さから、自分には異動を拒む選択が思い浮かばなかった、とおっしゃられました。


異動を引き受けた理由は『自分が行かないとみんなが困るから』


そこでひとしきりお話を伺った後、今後今のように『大切なことを言えない自分』から『言える自分』に変わりたいのかどうか意思を伺い、心理検査を一つ承諾のうえ受けていただきました。


その結果から自己理解していただき、いくつかアドバイスさせていただきました。


また先輩にきつく当たられながらも、6年間も働いてきたのに、まだ6年前のように先輩怯えている彼女に、

『醜いアヒルの子』の童話のように、あなたはすでに白鳥になっていることに自分で気付いていないだけなのでは?

と問いかけると、
さっきとスイッチが切り替わったように、キリッとした表情に変化したのが分かりました。

その結果最後には『明日から仕事に行くのが、少し嫌じゃなくなりました』と涙で腫れた顔に笑顔が😊


また生育過程から、『夢はもってはいけない』
と思って生きてきたそうで、閉ざしていた可能性の窓を開いて探してみるようアドバイスすると、嬉しいそうにうなずいていました😊


どうしてここに来たのか?ときくと、
『吐き出す場所がなく、ネットで悩みを書き込んだところ、知らない方から騙されたと思って一度カウンセリングを受けてみては、とすすめられた』とのこと。


病院や心療内科は敷居が高く、『ただ話をきいて欲しかった』からここを選んだ、とこのとでした。


お読みいただき、ありがとうありがとうございました🍀



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