2015年6月18日木曜日

インナーチャイルドの癒し(年齢退行療法)の事例紹介

『存在の否定』

今日は、ヒプノセラピーのセッション事例のご紹介です。


彼女は、心療内科を受診され、医師の紹介で医院のカウンセリングルームを訪れました。


長年のさまざまなご自身のお悩みや身体症状から笑顔がなくなり、子供さんたちにもストレス性の身体症状が出ている、とのことでした。


一度目のカウンセリングで、私は彼女にヒプノセラピー(催眠療法)をおすすめしました。

なぜならこれから先、カウンセリングに時間と費用をかけて何回も通っていただくよりも、ヒプノセラピーを1回受けていただくほうが、
圧倒的に効果が深く、有益であると自信を持っておすすめできるからです。


ヒプノセラピー(催眠療法)は、カウンセリングでは得ることが難しい心の癒しと深い気づきを得られるのです。
(症状によっては、適応しないこともあります)

ただ、催眠療法は米国では精神疾患の根本の部分にアプローチする治療法として、すでに一般的ですが、日本ではまだ保険も効きませんし、
カウンセリングに来られた方に最初からおすすめすることは、今までほとんどしていませんでした。


でもカウンセリングの何倍もの効果をもつ催眠療法を行わないほうが、患者さんにとって良いことではないという思いから、

『必要と思われた方にはとりあえずおすすめし、受けるかどうかは、あくまで本人の意思にまかせる』というスタンスをとることにしました。



彼女はヒプノセラピーを希望されて受けられました。


そして素晴らしい結果が得られました。


『私は産まれてきてもよかったの・・・

私が産まれてきたことで、迷惑かけてるのでは・・・』



セッション中、子供のころの彼女(イメージ、インナーチャイルド)が母親になげかけた言葉です。


『自身の存在否定』という最も辛く苦しい思いが彼女の心の奥底に根付いていました。



この苦しみは、
大人になって社会に出たあとも、
結婚して子供ができた後も、
親が年老いて以前の面影をなくした後も、
もしくは親がいなくなった後も、
自分の子供のまたその子供たちにまで、
鎖のようにバトンリレーのように引き継がれ、
さまざまな影響を及ぼします。



例えば、存在否定の思い込みがある人は、『自分は、存在してはいけない、存在価値がない』と無意識に思い込んでいるので、

いじめに合ったり、病気になったりして、その場所にいられない状況になります。



本来、人は無条件で存在が許されているのはずなのですが。



いつからはじまったのか分からない負の連鎖。

でも潜在意識は、時間の感覚を飛び越えて癒しをもたらします。

心の傷は治りたいのです。



『産まれてきてくれてありがとう』



彼女は、セッション中、自分自身と自分の子供たちに、やっと心からそう言えるようになりました。


これは、何度カウンセリングに通ってきていただいても、得られない感覚かもしれません。



『今まで心にぽっかりと穴が空いていたけれど、それがなくなりました。
お互いに(母と私は)苦しんでいたけれど、でもこれからは、それぞれの道を歩いて行けそうです。』



ヒプノセラピーを受けられた直後のご感想です。
晴々とした表情で、上記のようにおっしゃられました。


『全ての催眠は自己催眠』です。

受けてみたいと、思ったときが、受けるときです。ご相談お待ちしています。

サロン・ド・フーラン 竹元恵美

<a href="http://salon-de.fooran.jp/">ホームページ</a>

0 件のコメント:

コメントを投稿