今週、外来看護師として働いていたときのこと。
親子で来られたお二人の患者さんを、採血のために待ち合いに呼びに行った。
最初は年配のご婦人、お母様の方から。
ゆっくり杖をついて処置室に入ってこられたご婦人に突然『たけもとさん!!!』と後ろから声をかけられた😲
声もきいたことがあるし、顔も見たことがある気がするけど…
どうしても思いだせない…
でもご婦人が、帽子をとってニコニコ満面の笑顔で『○○です!』と名乗ってくださり、やっと雷⚡に打たれたように思い出した!!!
4~5年前くらい前まで数年間、訪問看護で訪問していたAさんの奥さん😆✨
採血をしながら、お互いの近況を簡単に確認しあいました
その中で奥さんが『竹元さんには本当にお世話になったと思っている』と言ってくださり、大したことをした覚えはなかったので、そんな風に思っていてくださったことにびっくりして、なんだか胸がじーんと熱くなった。
次に入って来られた娘さんにも、懐かしさいっぱいでご挨拶😊
『今でも強い風で庭のポールが倒れてポールを起こすたびに、【よくこんな重いものを運んでくれたなぁ】って竹元さんを思い出してます』と娘さん。
全く覚えてなかったけど…😓
そんなことあったっけ?そういえば…!?
経口摂取が困難になった末期状態のAさんに、急遽点滴の指示が出た。
でもすぐに動けるナースが誰もいなくて、急遽、担当ではなくなっていたが、なぜか私が点滴とガーゼ交換にAさんのお宅へ行くことに。
久しぶりに会ったAさんは、あのキリッとした印象からほど遠く痩せてしまっており、すっかり弱っていた。
急な点滴だったので、S字フックなどの準備も何もなく、
『奥さんに点滴棒のかわりになるようなものはないですか?』ときいたところ、
庭にポールがあるけど…、と教えてくださり、時間もないのでやむ終えず、
家の中にポールを運んで点滴したことをだんだん後から思い出した…😅
うん、そう…確かにあれは重かった…
普段仕事をしていたら、周りからかえってくる反応は様々。
どんなに心をこめて働いても、
残念な反応がかえってくることもある。
でもこうやって、すっかり忘れたころに思いがけないご褒美のような嬉しい再会があり、
今まで仕事をこつこつ頑張ってきたささやなご褒美だな、看護師冥利につきる、としみじみ感動した出来事でした。
もうすぐ訪看、外来合わせて約9年になる今の職場のクリニックの看護師業務を卒業する予定なので、
最後にAさんがお礼を言いにきてくれたのかな…
Aさん、こちらこそありがとうございました🙇
お読みいただきありがとうございました😌🍀
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