今回、前世療法させていただいた方が前世療法に出会ったのは、なんと20年くらい前。
日本でワイス博士の本が広まりはじめたころ、偶然、本屋でみかけ手にとったのがきっかけだったとか。
朝からこな雪が舞っていた身を切るような寒いなかを、電車とバスを乗り継いで、遠くから会いに来てくださいました。
彼女がテーマにされたのは、『自分が今世なんのために生きているのか』について。
身近な愛する人との突然の別れにより混乱が続き、整理ができていない状況にあり、これからどう生きたらいいのか、答えを自らの中から見つけに来られました。
前世療法だけでなく、悲嘆療法を提案し、させていただきました。
彼女が経験された前世は、突然幸せな日々が終わってしまった、あまりにも短い人生。
そこから得た気づきの一部は、
『たくさん経験すること』
『命があるからこそ色んなことが経験できる。人はみんなそれぞれ。それぞれが一生懸命生きていくことこそが大切』
『もっと、周りの人に相談する。一人で突っ走らない』
悲しみを乗り越えて、前を向き歩きだした彼女のこれからの道が、喜びにあふれた祝福の道でありますように。
最近、生きる意味が見いだせなくて無気力になっている、若い人のカウンセリングをする機会が増えてきているように感じます。
彼らに私がカウンセリングで伝えることの一つに、
『ただ、色んな経験をするために産まれてきた』それだけで、人生を難しく考えなくてもいいんじゃないのか?
ということ。
お読みいただき、ありがとうございました。